AIN選手とは?ミラノ・コルティナ五輪でロシア選手が出場できる理由を5分で解説
雪と氷の世界最高峰スポーツイベント、冬季オリンピック。
2026年の舞台はイタリアのミラノ・コルティナ。
開催が近づくにつれ、「今回はどんなドラマが生まれるのか」と楽しみにしている方も多いのではないでしょうか?
そんな中、少し気になるニュースが。「ロシアは出られない?」「AIN選手って何?」と混乱する声も。
この記事では、AIN制度の意味と背景を5分でわかりやすく解説します!
ルールを知っておくと、観戦がもっと楽しくなりますよ。
1. ロシアはミラノ・コルティナ五輪に出場するのか?
「ロシアは五輪に出られない」と聞くけれど、実はそれだけではありません。
国としての出場は禁じられていますが、個人としての出場は可能。
そのカラクリをまずは明らかにします。
「ロシア不参加」は本当?
ロシアはウクライナ侵攻以降、国際的な制裁を受けており、五輪への国としての参加は禁止されています。
そのため、ニュースでは「ロシア不参加」と大きく報道されることが多いのです。
結論:国としては不参加、個人としては出場可能
しかし実際には、一定の条件をクリアしたロシア人選手は「個人資格」で出場可能。
つまり、「ロシア代表」ではなく、中立の立場で五輪に出る方法があるのです。
なぜこの問題が分かりにくいのか
- 五輪は「国別対抗戦」のイメージが強い
- 中立参加の仕組みが一般的でない
- 政治とスポーツの関係が背景にある
このように、表面的なニュースだけでは本質が見えにくく、誤解が生まれやすい問題です。
2. AIN選手とは何か?【2026年五輪のキーワード】
AINという聞き慣れない言葉、2026年五輪では要チェックのキーワードです。
国に属さず「中立な立場」で競技に挑むこの仕組みを、過去の例と比較しながら丁寧に解説します。
AIN(Individual Neutral Athletes)の意味
AINとは「中立な立場の個人選手(Individual Neutral Athletes)」の略称。
国を代表せず、個人資格で中立的に出場するという制度で、IOC(国際オリンピック委員会)が導入しました。
国旗・国歌・国名が使えない
AIN選手は以下のような制限のもとで出場します。
- 国名・国旗・国歌は使用不可
- 表彰式では中立の五輪旗と五輪賛歌
- 開会式・閉会式への行進参加も制限あり
これは、スポーツの中立性を守るための対応策です。
過去大会(ROCなど)との違い
東京2020や北京2022では、「ROC(ロシア・オリンピック委員会)」という名称で出場していましたが、今回はそれすら使えず、完全な「国なし参加」に。
AINはさらに厳しい立場での出場形態となります。
3. なぜロシア・ベラルーシだけが制限されているのか
世界中の国が出場するオリンピックで、なぜロシアとベラルーシだけが特別扱いされるのでしょうか?
その背景には、政治とスポーツの難しい関係がありました。
2022年ウクライナ侵攻とIOCの判断
ロシアによるウクライナ侵攻(およびそれを支援したベラルーシ)を受け、IOCは「国としての出場は容認できない」と判断。
国際社会の動きを反映した厳しい措置がとられました。
スポーツと政治の切り離し問題
「スポーツに罪はない」との声もありますが、国を代表する形での出場は、政治的プロパガンダに利用される恐れがあります。
そこでIOCは中立参加の選択肢を設けました。
IOCが「全面排除」にしなかった理由
- 個人選手の競技機会を奪うのは不公平
- スポーツの普遍性を守るための妥協策
AIN制度は、政治的な影響を排除しつつ、選手の道を閉ざさないための折衷案といえます。
4. AINとして出場するための条件と制限
「中立参加」とはいえ、誰でも出場できるわけではありません。
AIN選手には厳しい審査と制限があり、国とつながりのある選手は出場できないケースもあります。
厳格な審査基準(政治的中立・軍との関係)
IOCが示した基準では、以下に該当する選手は出場できません。
- 政府・軍・治安組織との関係者
- ウクライナ侵攻を支持・発信した選手
- ドーピング歴や過去の違反がある場合
団体競技が出場不可な理由
ホッケーやリレーなどの団体競技は、「国のチーム」としての結束が不可欠。そのため、中立な個人の集まりで出場するのは適切でないとして、AINでの参加は認められていません。
メダル・開会式・表彰式での扱い
- メダル獲得時は「AIN」名義で記録
- 表彰式では中立の旗と五輪賛歌が使用
- 開会式ではAIN選手団として簡素な形式で行進
5. ミラノ・コルティナ五輪に出場するAIN選手の概要
では、実際にどんな選手が出場するのでしょうか?現在出場が想定されるAIN選手の人数や競技、注目選手について、簡単に見ていきましょう。
ロシア・ベラルーシ出身AIN選手の人数
現時点(2024年末のIOC発表)で、AINとして出場予定の選手は約70〜100名程度と見られています。最終的な数は今後の選考や審査結果により変動します。
出場が認められている主な競技
- フィギュアスケート
- クロスカントリースキー
- スキージャンプ
- バイアスロン
- ショートトラック
いずれも個人競技中心で、団体競技は対象外です。
注目されている選手(簡易紹介)
- 元世界選手権王者のフィギュア選手(女子)
- ワールドカップで好成績を収める男子ジャンパー
- 国際舞台で実績のある若手バイアスロン選手
詳細プロフィールは別記事「注目のAIN選手5選」で紹介予定です。
まとめ:AIN制度を知れば五輪がもっと面白くなる
2026年ミラノ・コルティナ五輪は、スポーツの祭典であると同時に、「中立参加」という新たな挑戦の場でもあります。
複雑な政治状況の中でも、純粋に競技に打ち込む選手たちの姿は、きっと心を打つはず。
観戦前にAIN制度を知っておくことで、一人ひとりの選手の背景や思いがより深く見えてくるはずです。
中立の立場で世界に挑む彼らの姿を、ぜひ応援しましょう!
