「クリスマスにはチキン!」が定番と思いきや、ネットでは毎年「シャケを食え!」がトレンド入りしているのをご存じですか?

その元ネタは、スーパー戦隊シリーズ『ルパンレンジャーVSパトレンジャー』第45話に登場した怪人サモーン

画像引用:マグミクス

その強烈すぎるセリフと設定がファンの心を掴み、SNSミームとして毎年盛り上がりを見せています。

この記事では、「シャケを食え!」の元ネタから、なぜここまで話題になったのか、そして今年のクリスマスはチキン派かシャケ派か――そんなトンデモない(でも愛される)戦隊ネタを深掘りします!

ネットで話題の「シャケを食え」とは?

『ルパパト』第45話で登場した怪人サモーン

2018年放送のスーパー戦隊『快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー』。
その第45話「クリスマスを楽しみに」に登場した一発キャラ・怪人サモーンが、すべての元凶(?)です。

彼の主張はただ一つ。

「クリスマスにはシャケを食えぇぇぇぇぇ!!」

そう、チキンを否定し、街中のチキン料理をすべて鮭に変えてしまう能力を持っていたのです。

異常事態が巻き起こる戦隊世界

彼の能力により、クリスマスムード満点の街からはチキンが消失。
代わりに登場したのは焼き鮭・シャケピザ・サーモン寿司など、すべてシャケ料理に変貌。

このトンデモ展開がファンの間で話題となり、視聴者のSNS投稿が爆発的に拡散されました。

画像引用:エルミタージュ秋葉原

SNSで毎年トレンド入り、ミーム化

放送から数年が経った今でも、毎年12月になると「#クリスマスにはシャケを食え」がトレンド入り

X(旧Twitter)ではファンアート、画像コラージュ、さらにはシャケ料理の写真投稿まで飛び交い、戦隊を知らない層にも広がりを見せています。

なぜここまで人気に?

コメディと戦隊らしさの絶妙なバランス

一見するとギャグ全振りな回ですが、戦隊シリーズ特有の「変身バトル」「友情と使命感」も健在。

だからこそ、単なるおふざけではなく、王道展開に笑いがミックスされた“神回”として評価されています。

農水省や東映まで巻き込む公式ノリ

このムーブメントに公式も全力で乗っかっています

  • 農林水産省公式Xアカウントが「シャケを食え!」と投稿
  • 東映公式も回想投稿&再配信で毎年盛り上げる
  • スーパー戦隊レストランで「サモーン特製シャケメニュー」提供(期間限定)

ファンと公式が一体となった盛り上がりにより、もはや“ネタ”を越えた一大文化と化しています。

画像引用:朝日新聞

一発キャラなのに“勝った怪人”とまで言われる影響力

怪人サモーンは1話限りの登場にもかかわらず、ここまで長く愛されている存在。

SNSでは「サモーンこそ勝ち組」「影響力ではラスボス超え」といった声もあり、歴代スーパー戦隊でも異例の人気を誇っています。

彼が残したのは「記憶に残らない強敵」ではなく、「記憶から離れない迷言」。
まさに、伝説回の象徴的存在なのです。

まとめ:今年のクリスマス、あなたはシャケ派?チキン派?

クリスマスにはシャケを食え!

この一言が、今や特撮ファンの年末風物詩となりました。

戦隊を見ていなかった人も、SNSを通じてこの文化に触れたことで「今年はシャケでもいいかも」と思う人も多いはず。

そして、まだこの神回を見たことがない方は、ぜひ東映の公式YouTubeチャンネルでチェックしてみてください。
笑って熱くなれて、なぜかお腹も減る――そんな戦隊らしい名エピソードです。

さて、あなたは今年、チキンを食べますか? それとも……シャケを食え!?

参考リンク