アメリカがベネズエラを攻撃したのはなぜ?小学生にも分かりやすくニュースを解説!
2026年1月3日、アメリカが南アメリカの国「ベネズエラ」を攻撃したというニュースが、世界中をおどろかせました。
しかも、ベネズエラのマドゥロ大統領がアメリカにつかまえられたのです。
このニュースを見て、「どうしてアメリカはそんなことをしたの?」「ベネズエラって何が起きているの?」と気になった人も多いはずです。
社民党のデモにベネズエラ人が
「ねえ、誰かがベネズエラの抗議活動をしていて彼らは言っている
“トランプがベネズエラから手を引け
と言おう”ノー!私たちは幸せだ!
本当に幸せだ!誰も聞いてくれない泣」これを見たベネズエラ人達からは
「クレイジー!日本にも共産主義がいるのか」との声が pic.twitter.com/Fwx0BpanFM— じゅんたまのすけ (@Zq3nhl467327) January 8, 2026
この記事では、小中学生にもわかるように、今何が起きているのか、そしてその理由をていねいに説明します。
※この記事は2026年1月4日現在の情報をもとに書かれています。
ベネズエラってどんな国?
ベネズエラは、南アメリカにある国で、石油というエネルギー資源がとてもたくさんあることで知られています。
ですが、近年は政治が不安定で、生活が苦しい人も多く、麻薬や犯罪が広がっているとも言われています。
何が起きたの? アメリカの軍事行動
2026年1月3日、アメリカ軍はベネズエラ国内の軍の施設や通信センターなどに空爆を行いました。
そのあと、アメリカの特別な部隊(特殊部隊)が、マドゥロ大統領とその妻をつかまえました。
画像引用:CNN.co.jp
この作戦はメディアでは「自由の夜明け作戦(Operation Dawn of Freedom)」とよばれていますが、アメリカ政府の正式な名前はまだはっきりしていません。
トランプ大統領は、「これは正義のための行動であり、第二次世界大戦以来の大きな作戦」だと話しています。
画像引用:時事通信
今、マドゥロ大統領はどこにいるの?
マドゥロ大統領は、つかまったあとすぐに飛行機でアメリカにつれていかれました。
日本時間の1月4日午前、ニューヨーク州のスチュワート空港に到着し、これからアメリカの裁判所で、「麻薬に関わったのではないか」などの問題について、調べられることになります。
アメリカが言っている「攻撃の理由」
アメリカは、この軍事行動について、いくつかの理由を話しています。
● 麻薬の広がりを止めるため
ベネズエラでは、麻薬を作って売るグループが活動していると言われています。アメリカは、それが自分の国にも悪い影響を与えるのを心配していました。
● 犯罪やギャングの対策
ベネズエラには、武器を持った危険なグループがいて、治安がとても悪くなっていました。アメリカは、これを「国際社会への脅威」だと考えました。
● 人権や民主主義のため
マドゥロ政権では、国民が自由に意見を言えないなど、人権が守られていないと言われていました。アメリカは「人々を助けるために動いた」と言っています。
● 自分の国を守るため
アメリカは、こうした問題が近くの国で起きると、自分の国にも危険があると考え、先に行動したという説明をしています。
石油の話をもっとくわしく
ベネズエラは、世界でもとくにたくさんの石油を地下にもっている国です。
アメリカは「ベネズエラの石油をもう一度うまく掘り出して、世界に売れるように手伝いたい」とも話しています。
でも、これが本当にベネズエラの人たちを助けるためなのか、それともアメリカの利益のためなのか、いろんな意見が出ていて、世界中で議論になっています。
日本や他の国はどう思っているの?
世界中の国が、この出来事にたいしてさまざまな反応をしています。
- 日本政府は、「ベネズエラの人たちの人道的状況(ひとびとのくらし)が良くなること」には期待していますが、アメリカの武力行使には慎重な立場をとっていて、様子を見守っているところです。
- イギリスやカナダなどは、アメリカの行動を早い段階である程度認めるような発言をしています。
- 中国やロシアは、アメリカの行動に強く反対しています。
ベネズエラ国内の混乱とアメリカの新しい方針
空爆のあと、ベネズエラでは電気や水がとまり、お店が閉まる・病院の物資が足りないなど、市民の生活がとても大変になっています。
また、トランプ大統領は会見で、「新しい政権ができるまで、アメリカがベネズエラを直接運営する」という異例の方針を発表しました。
これは「暫定政府を助ける」というより、実際にアメリカが統治(とうち)するような形になる可能性があると専門家は見ています。
ベネズエラの新しいリーダーはだれ?〜暫定政府について
アメリカがマドゥロ大統領をつかまえたあと、ベネズエラでは「暫定政府」という、新しいグループが国をまとめることになりました。
- 暫定政府って?
→ ほんとうの新しい大統領を決めるまで、一時的に国を動かすチームのことです。 - リーダーはだれ?
→ リーダー(暫定大統領)はロドリゲス氏。元政治家で、人権を守る活動をしてきた女性です。 - なにをするの?
→ 国を落ち着かせたり、悪い人たちを止めたり、ちゃんとした選挙ができるようにしたりします。
画像引用:Bloomberg.com
今はまだ大変な時期だけど、ベネズエラの人たちが自由にくらせる国になるように、がんばっているところです。
ニューヨークでのベネズエラ人たちの声
〜マドゥロ拘束に喜びと不安がまじる〜
マドゥロ元大統領がアメリカに連れてこられたあと、ニューヨークの拘置所のまわりには、たくさんのベネズエラ人たちが集まりました。
そこでは、こんな声があったそうです。
「ベネズエラに自由が戻るかも!」
アメリカに住んでいるベネズエラ人の中には、
- 「やっとマドゥロがいなくなってうれしい!これで家族や友だちが安心できる」
- 「これはチャベス・マドゥロ時代の“おわりのはじまり”だ」
と、未来に希望を感じている人も多くいます。
「でも、まだ安心できない…」
一方で、こんな心配の声もあります。
- 「まだベネズエラには悪いことをしている人がたくさんいる」
- 「マドゥロだけじゃなく、他の人もちゃんとつかまえないと変わらない」
- 「アメリカがベネズエラをどうするのか、本当の気持ちはわからない」
「アメリカに感謝。でも…」
マドゥロを追い出したことには感謝しつつも、
- 「アメリカがベネズエラの未来を本気で考えているのかはわからない」
という複雑な思いも語られていました。
画像引用:産経ニュース
このように、ベネズエラ出身の人々の声には「うれしさ」と「不安」の両方がありました。長い間苦しんだ人々にとっては希望の光ですが、まだまだ安心できないという気持ちもあるようです。
今後のベネズエラの未来を、世界中が見守っています。
これからどうなるの?
今後の注目ポイントはつぎの3つです。
- アメリカがベネズエラをどうやって「管理」するのか
- ベネズエラの人たちがどんな反応を見せるのか
- 国際社会がどんな方法で、平和な話し合いにもっていけるのか
まとめ ニュースを正しく知ることの大切さ
今回のニュースは、とても大きなできごとです。
一つの国が別の国を攻撃し、大統領をつかまえる。
これは歴史の教科書にのるかもしれないような重大な事件です。
- アメリカは「正義と平和のため」と言っています
- でも、石油や政治的なねらいがあるかもしれません
- 世界中がこの問題を注目していて、正しい情報を知ることがとても大切です
ニュースを見たときに、「へえ、そうなんだ」で終わらせず、「なぜ?」「本当にそれだけ?」と考える力をつけることが、これからの時代を生きるみなさんにとって、とても大事なことです。
