「ホルムズ海峡」という言葉、最近ニュースで耳にする機会が増えてきましたよね。

中東とインド洋をつなぐ幅わずか50キロほどの海峡なのですが、ここが封鎖されると日本の食卓や光熱費に直撃するほどの影響が出てきます。

日本が輸入する原油の約93〜94%は中東から来ていて、そのタンカーの8〜9割がホルムズ海峡を通過しています。

つまり、ここが止まれば日本のエネルギー供給は一気に崩れ始めるわけです。

2026年現在、中東情勢の緊張が続くなか、実際に政府は石油備蓄の放出を始めています。

ただ、末端のガソリン価格や日用品への影響はこれからが本番という見方が強く、「備えるなら今のうち」という声も出てきているのが現状です。

過去のオイルショック時にスーパーの棚からトイレットペーパーが消えた話、聞いたことはないでしょうか。

あれは1973年の出来事ですが、同じことが現代に起きたとしたら、当時よりはるかに広い範囲で混乱が起きると考えられています。

この記事では、ホルムズ海峡が封鎖された場合に何が起きるのか、そして値上がりが始まる前に何を揃えておくべきかを、具体的な数量と優先順位でまとめています。

「備えすぎじゃないか」と思う気持ちもよくわかります。

でも読み終わったとき、きっと「少しだけ動いておこう」という気持ちになってもらえると思いますよ。

封鎖後に物価が3倍になる可能性

物価が3倍になる、と言われてもなかなかピンときませんよね。

でも過去のデータをたどると、これは決して大げさな話ではないことがわかってきます。

過去のオイルショックが教えてくれること

1973年に起きた第1次オイルショックでは、原油価格がたった3ヶ月で約4倍に跳ね上がりました。

その結果、日本の消費者物価の上昇率は1974年に20.9%にまで達し、「狂乱物価」という言葉が生まれるほどの混乱に陥りました。

ガソリンや灯油だけでなく、トイレットペーパーや洗剤といった日用品にまで便乗値上げが広がり、なかには1.5〜4倍まで価格が膨れ上がったものもありました。

日本経済はその年、戦後初のマイナス成長を記録することになります。

正直、改めてこの数字を見ると、当時の混乱がどれほど深刻だったか思い知らされますよね。

現代のホルムズ封鎖シナリオでも、野村総合研究所などの試算では、原油が110〜140ドルを超える最悪ケースの場合、ガソリンは1リットル204円超の水準まで上昇する可能性があるとされています。

私は毎日子供の送り迎えに車を使用しているので深刻です(涙)

 

食用油や小麦製品、プラスチック包装を使った食品などは、もっと急激な値上がりに見舞われる可能性があります。

実際、2026年3月時点でガソリン価格はすでに上昇圧力がかかっており、補助金によって170円台に抑えられているのが現状です。

補助金がなければ、もっと高い水準になっていたかもしれないと思うと、ちょっと怖くなりますよね。

日本の食料自給率という弱点

ここで見落とせないのが、日本の食料自給率の低さです。

カロリーベースの総合食料自給率は約38%で、長年横ばいが続いています。

小麦にいたっては自給率が約16%(令和6年度カロリーベース)しかなく、残りはほぼ輸入頼みです。

パンや麺類、お菓子の原料となる小麦が輸送できなくなったり、輸送費が急騰したりすれば、スーパーの棚の価格は今とまったく違う景色になるでしょう。

食用油も大豆やパーム油など輸入原料が中心なので、製造コストが跳ね上がれば価格への転嫁は避けられません。

さらに、食品を包む容器やラップ、トレイなどのプラスチック包装材はナフサという石油由来の原料から作られています。

過去にナフサ価格が1.6倍になった事例もあり、包装コストの上昇が食品全体の値上がりをさらに後押しする形になります。

今の価格で買えるうちに、賞味期限の長い油や調味料を先に確保しておくことが、実は最も手軽な家計防衛になるのかもしれません。

以下は、大人1人・半年分を目安にした備蓄の目安です。

家族5人分に換算する場合は、表の数量を5倍して目安にしてみてください。

品目 目安量(大人1人・半年分) 家族5人分の目安 保存期間(目安・個別商品で確認を)
食用油(サラダ油・オリーブオイルなど) 5〜6L 25〜30L(5Lボトル5〜6本) 1〜2年
しょうゆ 2〜3L 10〜15L 1〜2年
みそ 1〜2kg 5〜10kg 1〜2年
1〜2kg 5〜10kg 数年〜長期
砂糖 1〜2kg 5〜10kg 数年〜長期
1L 5L 1〜2年
ケチャップ・マヨネーズ 各500g〜1kg 各2.5〜5kg 1年前後

一度に全部揃えようとすると家計の負担も大きくなるので、毎月の買い物に「1〜2品多めに」加えていくローリングストック方式で少しずつ備えていくのが無理のないやり方です。

 

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日本への原油供給が止まる期間

では実際に封鎖が起きたら、いったいどのくらいの期間、混乱が続くのでしょうか。

「すぐに政府がなんとかしてくれるはず」と思いたいところですが、現実はそう単純ではないようです。

政府備蓄があっても「空白期間」は必ず生まれる

日本政府は石油の国家備蓄を持っており、2026年1月末時点では国家備蓄146日分・民間備蓄96日分・産油国共同備蓄6日分を合わせて約248日分とされています。

数字だけ見れば「半年以上もつのでは」と感じるかもしれません。

ただし、備蓄が放出されてから実際に精製・輸送されて一般家庭に届くまでには、数週間から数ヶ月のタイムラグが生じます。

政府は2026年3月から国家備蓄の放出を開始しましたが、精製・配送のタイムラグで家庭まで安価に届くまで時間がかかるとの見方が強い状況です。

この「空白期間」こそが、家庭の備えが試される時間帯といえるのではないでしょうか。

専門家のシナリオでも、封鎖から正常化まで数ヶ月から半年は覚悟しておくべきとされています。

半年を耐え抜く食料の具体的な数量

半年って長いですよね、情勢が深刻になっていくと覚悟しておかないといけない期間なのかもしれませんが、こんなに?!!と思います。

我が家は子供3人いるので、出来る範囲の備えをしたいと思っているところです。

栄養バランスを考慮した場合、大人1人が半年(180日)を過ごすために必要な食料の目安は以下のとおり、参考にしてみてください。

1日約2000kcalを確保しつつ

  • 炭水化物50〜60%
  • タンパク質15〜20%
  • 脂質20〜30%

栄養バランスまで考えた備蓄というのは、なかなかイメージしにくいですね~

品目 目安量(大人1人・半年分) 家族5人分の目安 保存期間(目安・個別商品で確認を)
水(長期保存水) 540L(1日3L×180日) 2700L 5〜10年
米(無洗米・アルファ米) 30kg 150kg アルファ米5年〜、精米は1年程度
乾麺(パスタ・うどんなど) 10kg 50kg 1〜2年
パックご飯・レトルトおかゆ 60食分 300食分 1〜2年
缶詰(魚・肉・豆類) 60缶以上 300缶以上 3〜5年
レトルト食品(カレー・牛丼など) 60食分 300食分 1〜2年
プロテイン粉末 5kg 25kg 2〜3年
乾物(わかめ・高野豆腐など) 適量 適量 1〜2年
ナッツ・ドライフルーツ 適量 適量 1年前後

家族5人分では水だけで2700Lが必要で、ペットボトル(2L)に換算すると1350本相当になります。

保管スペースの問題もあるので、長期保存水をケースで少しずつ買い足していくのが現実的な方法といえます。

プロテイン粉末は軽くて保存期間も長く、タンパク質を効率よく補える優れものです。

缶詰だけだとどうしても栄養が偏りがちになるので、プロテインと乾物を組み合わせることで、長期の在宅避難でも栄養バランスをある程度保てます。

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子供用のプロテイン、うちの子はスポーツをするのでよく飲ませます。

これもまとめ買いしておかないと!

 

私は自分の事後回しにしがちで、栄養偏るので自分にはこれです。

身体が資本ですからね、栄養はしっかりと!

 

お米は無洗米やアルファ米、パックになっているもの、いくつかのパターンで備えていますが普段食べるお米もコスパ重視になってます。

子供が多いと家計が・・・苦しい(泣)

 

 

過去のオイルショックとの決定的な差

1970年代のオイルショックを経験した世代と、現代を生きる私たちとでは、同じ「エネルギー不足」でも受けるダメージがまったく違います。

その差を生み出しているのが、デジタル化とネットワーク依存という現代社会の構造です。

一言でいうと、「停電が起きると、食料不足より先に情報が止まる」時代になっているのです。

これは1970年代には想像すらできなかったリスクではないでしょうか。

停電がもたらす「情報の断絶」という新たなリスク

1973年当時、情報は新聞やラジオで得られ、買い物は現金で済み、電話は固定電話でつながっていました。

デジタル化が未成熟だったぶん、停電してもできることがまだたくさんありました。

ところが現代では、スマホが使えなければ情報が得られず、キャッシュレス決済が止まれば買い物すらできなくなる場面が出てきます。

冷蔵庫が止まれば備蓄した食品が傷み、照明がなければ夜間の行動が制限されます。

原油不足が火力発電の燃料減少につながり、夏場のエアコン需要が重なればブラックアウトが現実のリスクとして浮上してくるのです。

物資が足りないよりも、情報が届かないほうがパニックを引き起こしやすいというのは、現代ならではのリスクといえるでしょう。

「スマホの充電が切れるだけでこんなに不安になるのか」と気づいた方も多いのではないでしょうか。

現代版リストに「電力確保」が必須な理由

こうした現代特有のリスクに備えるためには、電力と情報を自力で確保する手段が欠かせません。

以下は家族共有を前提にした備蓄の目安です。

品目 目安(家族共有) 家族5人分の目安 保存期間(目安・個別商品で確認を)
ポータブル電源(1000Wh以上・ソーラー対応) 1台以上 2〜3台(大容量1台+小型複数) バッテリー寿命数年(定期充電要)
ソーラーチャージャー 複数 複数 数年
モバイルバッテリー 家族分+予備 10個以上 数年
手回し充電ラジオ 1台 2〜3台 数年
LEDランタン 2〜3台 2〜3台 数年
乾電池・充電式電池(各サイズ) 多め 家族で数百個規模 数年

停電時の使用優先順位は、情報収集(ラジオ)→照明→冷蔵庫での食品保存→充電、という順で考えておくといいでしょう。

ソーラーパネルと組み合わせれば長期の電力自給も視野に入り、封鎖が長引いたシナリオでも対応力がぐっと上がります。

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備えておくと安心ですよね。

我が家は災害対策用に以前に買ったものがあるのですが普段は埃かぶっているほど使用していませんが、購入して後悔はしていません!

 

こちらの防災用扇風機、夏場にかけては必需品かなと思います。

私最近知りました。

うちの子は屋外スポーツキッズで週末は家族でグラウンドに長時間いるので、これを持っていたらいいなと購入予定です。

 

ビニール製品と衣料品の価格推移

食料や燃料ほど注目されませんが、石油由来の日用品や衣料品にも、封鎖の影響は確実に波及してきます。

食料の値上がりと違うのは、こちらは直後ではなく数週間〜数ヶ月をかけてじわじわと効いてくるタイプの値上がりという点です。

「気づいたら高くなっていた」という状況になりやすいので、早めに動いておく価値があります。

プラスチックも合成繊維もぜんぶ石油からできている

洋服に使われるポリエステル・ナイロン・アクリルはすべて石油を原料とした合成繊維で、日本の衣類に占める割合は約6割とも言われています。

原油価格の上昇はそのまま製造コストに反映されるため、衣類全体が段階的に値上がりしていきます。

同じように、ラップ・ゴミ袋・ジップ付き保存袋・食品トレイなどのプラスチック製品も石油由来のナフサから作られています。

過去にナフサ価格が1.6倍に上昇した際にはエチレンの減産と品薄が発生しており、今後も同様の連鎖が起きる可能性は十分あります。

100均商品やレジ袋・包装材の値上がり・品薄は、過去の原油高時にも見られた現象で、今回も繰り返される可能性が高いと考えられています。

洗剤やシャンプーに含まれる界面活性剤も石油由来のため、日用品全体が時間差で値上がりしていく構図です。

封鎖直後は輸送費の上昇が先に来て、その数ヶ月後から原料不足・製造コストの上昇が本格化するというサイクルが一般的です。

「まだ大丈夫」と思っているうちに手遅れになるのが、このタイプの値上がりの怖いところではないでしょうか。

「箱買い」が最も効率的な対策

こうした消耗品は、高くなってから慌てて買うよりも、今の価格で箱ごとまとめ買いしておくほうがずっと合理的です。

以下は大人1人・半年〜1年分を目安にした備蓄リストです。

品目 目安量(大人1人) 家族5人分の目安 保存期間(目安・個別商品で確認を)
洗濯洗剤・食器用洗剤 箱買い1年分相当 大容量ボトル10本以上 1〜2年
シャンプー・コンディショナー 箱買い 家族分5〜10本 2〜3年
ボディソープ・石鹸 箱買い 箱買い複数 2〜3年
ラップフィルム 10巻以上 10巻以上 数年
ゴミ袋・ポリ袋 大箱複数 大箱複数 数年
ジップ付き保存袋 大箱複数 大箱複数 数年
トイレットペーパー 大型パック10〜20個 大型パック10〜20個以上 数年
ティッシュペーパー 適量 適量 数年
下着・インナー 5〜10組 25〜50組 数年(保管状態による)
靴下・ストッキング 5〜10組 50組以上 数年
タオル・バスタオル 多め 多め 数年
使い捨てカイロ シーズン分多め シーズン分多め 数年
マスク・使い捨て手袋 多め 多め 数年

衣類は全部一気に揃える必要はなく、靴下・下着・ストッキングなど消耗の早いものから1〜2シーズン分を補充しておくのが現実的な進め方です。

お子さんがいるご家庭はワンサイズ上を備えておくとよいですね!

紙おむつや生理用品も不織布・吸水ポリマーといった石油由来原料を使っており、過去の有事でも品薄になりやすい品目です。

該当するご家庭は、早めに多めのストックを確保しておくといいでしょう。

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洗剤は迷う事なく業務用を買います!(保管場所を確保してくださいね)

 

 

 

生き残るための備蓄優先順位の結論

ここまで読んで「何から手をつければいいかわからない」という気持ちになった方もいるかもしれません。

備蓄は「とにかく多く買う」ことではなく、「何をどの順番で使うか」という戦略とセットで初めて意味をもちます。

まずはその優先順位を頭に入れておくだけで、いざというときの動き方がずいぶん変わってくるはずです。

本当に価値が上がるのは「エネルギー」と「水」

封鎖が起きたとき、最も早く・最も大きく値上がりするのは灯油やガソリンといった燃料です。

次に価値が上がるのが水で、価格云々以前に「命に直結する」という意味で最優先になります。

水は数日なければ生きられませんが、食料は数週間なくても意外と人間は生き延びられます。

この優先順を間違えると、いくら食料を備えていても肝心なところで詰めが甘くなってしまいます。

「水より食料でしょ」と思いがちですが、実は逆なのだということを、ぜひ覚えておいていただきたいと思います。

5段階の優先順位で考える買い物戦略

以下の優先順位に従ってカゴに入れるものを決めていくのが、最もシンプルなアクションプランといえます。

優先度 カテゴリ 主な品目
🔴 最優先 水・燃料 長期保存水、カセットボンベ、灯油・灯油ポリタンク
🔴 最優先 主食・カロリー源 米、アルファ米、乾麺、パックご飯、缶詰、レトルト
🟠 高優先 脂質・調味料 食用油、しょうゆ、みそ、塩、砂糖、酢
🟠 高優先 タンパク質補完 プロテイン粉末、缶詰(魚・肉・豆)、乾物
🟡 中優先 日用品・衛生 洗剤、シャンプー、ラップ、ゴミ袋、トイレットペーパー
🟡 中優先 電力・情報確保 ポータブル電源、ソーラーチャージャー、ラジオ、モバイルバッテリー
🟢 低優先 衣類・その他 下着、靴下、タオル、使い捨てカイロ、マスク

大人1人・半年分の数量をまとめると以下のとおりです。

品目 目安量(大人1人・半年分)
540L
30kg
缶詰 60缶以上
食用油 5〜6L
プロテイン粉末 5kg
調味料類 各1年分
洗剤・シャンプー類 箱買い
ポータブル電源 1台(家族共有)

ローリングストックで「無駄になる」問題を解決する

まとめ買いの最大の不安は、使い切れずに賞味期限が切れてしまうことではないでしょうか。

この問題を解決するのがローリングストックという考え方で、「古いものから使って、使った分を補充する」サイクルを日常に組み込む方法です。

特別な棚を用意しなくても、普段の食品棚に少し多めに在庫を持つだけで始められます。

一度に全部を揃えようとすると費用も労力も大きくなって途中で挫折しがちです。

毎月の買い物に優先度の高いものから1〜2品ずつ上乗せしていけば、半年後には十分な備蓄ができ上がっているはずです。

価格が上がるタイミングは誰にも予測できません。

ただ、報道で情勢が緊迫してから動き出すのでは遅いケースが多いのも事実です。

今日の買い物カゴに、いつもより1本多く油を入れてみる。

そんな小さな積み重ねが、いざというときの家計と生活を守る、最も現実的な備えになるのだと思います。

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