ブックサンタってそもそも何?
「初めてだけど、どうやって参加するの?」──そんな疑問を抱えたまま、毎年気になりつつも一歩を踏み出せずにいる方はいらっしゃいますか?
子どもに本を届ける社会貢献プロジェクトとして注目を集めるブックサンタ。
しかし、実際の評判や参加のハードル、そしてどんな本が選ばれているのかについては、意外と知られていません。
この記事では、2025年版の参加方法やリアルな選書体験を通して、ブックサンタの実像に触れてみました。
あなたも今年こそ、少しだけその世界を覗いてみませんか。
ブックサンタ🎅こういう支援方法があるのは知らなかった。ゆっくり選ぼうと思う。 pic.twitter.com/1k0zaOalhf
— ♡♡♡ (@yukari0607) October 20, 2025
ブックサンタの評判や口コミは?
秋ごろになると本屋さんに貼られ始めるポスターご覧になった事はありますか?
「ブックサンタってほんとうにこどもたちに届いてるの?」
「なんとなく気になってたけど、評判ってどうなんだろう?」
結論からいうと、ブックサンタの評判はとても良いです。
支援を受けた家庭や、参加した人たちからは、
「心があたたかくなった」
「こどもが大よろこびしてくれた!」
そんな声がたくさん届いています。
たとえば、あるシングルマザーの投稿では、
「クリスマスにサンタさんが本を届けてくれたとき、こどもが『うちにも来てくれた!』と声をあげました」
というエピソードが紹介されていました。
このひとことだけでも、ブックサンタの大切さが伝わってきますよね。
また、寄付をする側の口コミも好評です。
「どの本にしようか迷う時間が楽しかった」
「『ブックサンタで』って言う瞬間、ちょっと照れくさかったけど、なんだか誇らしかった」
そんな感想がSNSにもたくさん投稿されています。
今年のブックサンタdone🎅選ぶ時間が楽しいのよな pic.twitter.com/qxmwxqgX8G
— なつ (@ntn_66) October 22, 2025
そして、2025年10月18日にはクラウドファンディングがスタート。
多くの企業や支援者が賛同していて、活動の輪がどんどん広がっています。
メディアでもたびたび紹介されていて、NHKや朝日新聞などでも特集が組まれています。
これは一時的なブームではなく、「ずっと続いている支援」として、しっかりと根づいている証です。
気になっている方は、まずは評判をチェックしてみるのもおすすめではないでしょうか。
寄付というと、ちょっとハードルが高く感じるかもしれません。
でも、「だれかのサンタになってみようかな」という軽い気持ちでOK。
きっと思ったよりずっとやさしい気持ちになれるはずです。
ブックサンタ2025の参加方法を解説!
ブックサンタに参加してみたいけど、「どうやって参加すればいいの?」と思う方も多いですよね。
でも安心してください!
ブックサンタは、思っているよりもずっと簡単に参加できます。
参加方法はおおきくわけて、リアル書店とオンライン書店の2つ。
それぞれの特徴を紹介しますね。
書店で参加する方法。
まず基本のやり方は、全国の参加書店で本をえらんで寄付する方法です。
2025年9月の時点で、全国47都道府県に1,851店舗の参加書店があります。
ブックサンタ初めてのお客さま^_^
嬉しすぎてほんとに震えてしまいました。
若いお二人が、それぞれ一冊。
「ブックサンタでお願いします」と持ってきてくださいました。
暖かい気持ちって、心に届くものなんですね。
ありがとうございました😊 pic.twitter.com/U6zlDZpu23— 森の本屋 (@morino_honya) October 10, 2025
ブックサンタさん‼️🤶🎅🧑🎄🧑🎄
4冊目!!😭✨当店でのご参加!!
ありがとうございます!!!!😭大切にお預かりさせて頂きます😭✨#ブックサンタ2025 #ふたば書房光明池店 pic.twitter.com/8cKPaiwUt0
— ふたば書房光明池店【🎄ブックサンタ受付中9/23〜12/25🎄🎅】 (@futabakomyoike) October 23, 2025
昨年私も体験済みですが書店の方々に、「ブックサンタで」といってレジに持っていくと本当に喜ばれます!
売る側もブックサンタで買う側も、そしてきっと受け取るであろう子供達も・・・ハッピーなんです。
ハッピーの連鎖です!
流れはとってもかんたん。
対象年齢(0~18さい)にあった新品の本を選ぶ。
レジで「ブックサンタで」と伝える。
本をあずけて完了!
これだけです。
本の代金以外の料金はかかりません。
送料や配送の手配は、すべてNPO法人チャリティーサンタが負担してくれます。
「どんな本がいいかわからない…」というときも安心。
スタッフに相談できるお店もあります。
なやんだときは、自分が子どものころにワクワクした本を思い出してみてくださいね。
また、クリスマスという特性上子どもたちの希望とマッチングしにくい本というのもあります。
- 社会問題に関する本
- メンタルケアの本
- 社会人向けのビジネス書
- お金の勉強本
- 戦争をメイン題材にした本
- 洋書・学術書
上記に挙げた種類の本は子供からの需要が少ない本の例です。
また「上下巻になっていてどちらかのみ寄付」などにならないように配慮も必要です。
対象となる子供や家庭は続きが読みたくても準備するのが難しい場合があります。
オンラインで参加する方法。
書店が近くにない方や、忙しくて時間がとれない方には、オンラインでの参加がおすすめです。
ブックサンタの公式オンライン書店では、約1,000冊の中から、年れいやジャンルに合った本をえらんで寄付できます。
「おまかせコース」もあるので、えらぶ時間がない方にもぴったり!
支払いはネットショッピングと同じように、クレジットカードやその他の方法で完結します。
参加できる期間はつぎのとおりです。
- 書店:2025年9月23日(火・祝)〜12月25日。
- オンライン:2025年12月26日まで。
クリスマスに間に合わせたい方は、スケジュールをチェックしておいてくださいね。
2025年からは、チャリティーしおり(550円)というアイテムも登場!
これは運営費用(配送・倉庫代など)をサポートするために書店で販売されています。
私も先日1人で本屋を訪れた際に見つけたので、早速購入しました。
 
 
ブックサンタのチャリティーつきしおりを発見。これなら購入するだけだから参加しやすいですね。見かけた方はぜひ(*^^*) pic.twitter.com/mqZ68gh0kx
— ゆずき (@raiyuzuki) October 18, 2025
「本を贈るのはちょっとむずかしいかも…」という方でも、しおりを1枚買うだけで参加できますよ。
ブックサンタのいいところは、ムリなくできるところ。
プレゼントをえらぶような気持ちで参加できて、しかもそれがだれかの笑顔につながる。
やさしさって、こんなにカンタンなんだなと思えました。
我が家が選んだ本と支援の広がり
我が家は昨年初めてブックサンタに参加しました。
その時いちばん盛り上がったのは、どの本をえらぶか考える時間だったのを覚えてます。
当時4年生だった長男と1年生の次男に「だれかにプレゼントするなら何がいい?」と話し合って決めました。
長男は、朝日新聞出版の『宇宙のサバイバル』を推薦!
自分もこのシリーズが大好きで、「理科がたのしくなったのはこの本のおかげ」だそうです。
サバイバルシリーズは小学生男子に大人気ですよね!
「図書室に行くといつも借りられてるんだよね~」と好きな時に読めない本で有名みたいです。
ストーリーはしっかりしていて難しすぎず、1冊で完結するため(〇〇編などはありますが)ブックサンタでのプレゼントにおススメ!
そして次男が選んだのは、小学館の『大ピンチずかん』。
タイトルからして気になる本ですが、中身もユニーク!
CMで「牛乳こぼれた大ピンチ~♪」と歌が流れますよね(笑)
「アイスが落ちた!」「かくれんぼで見つからない!」など、子どもならではのピンチが、笑えるタッチでえがかれています。
本屋さんで最近よく平積みになっているのをよく見ますよね。
家にあるにも関わらず息子は本屋でも立ち読みし、ニヤニヤ笑ってるほどお気に入り。
「これなら元気がない子でも笑ってくれるかも」と、次男なりのやさしさも感じました。
 
今年2025のブックサンタの本はこれから子供達と相談して決めようと思います。
昨年はまだ説明が難しかった一番下の娘にもお話をして、本を決めてもらおうかなと考えています。
本を選ぶことが、だれかの未来をつくる。
今回、家族みんなでブックサンタに参加してみて、「本をえらぶ」という行動そのものに、大きな意味があることに気づきました。
プレゼントって、モノじゃなくて気持ちを届けるものなんですよね。
その本を手にした子が優しい気持ちを感じてくれて、本を手にするたびに思い出して欲しいなと願います。
そして本を選んだ我が家の子供達も、同じ本を同年齢の誰かが手にして楽しんでくれているかなという事を想像してみて欲しいなと。
それだけで心が繋がるような気持ちになる体験じゃないかと思ってます。
今年もまた、みんなで「どの本にする?」って、楽しく悩みたいです。
まとめ
ブックサンタは、一冊の本でだれかの心をあたためることができる支援プロジェクトです。
むずかしい手続きもなく、書店やオンラインから気軽に参加できます。
そしてなにより、選んだ本にこめた想いが、ちゃんと届くこと。
それがブックサンタの、いちばんの魅力だと感じました。
「ちょっとやってみようかな」。
その気持ちが、きっとだれかにとっての大切な贈り物になるかもしれません。
この冬、あなたも“だれかのサンタ”になってみませんか?
 
											 
							
							
							
															 
							
							
							
															 
							
							
							
															 
										
					 
									