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YouTube年間ハイライトが出ない人が急増中!自動削除設定の落とし穴とは?

YouTube年間ハイライトが、今年は見当たらない。

SNSでは盛り上がっているのに、自分の画面には何も表示されない——

そんな違和感を覚えた人、少なくないはずです。

YouTube年間ハイライトは、ただのまとめ機能ではありません。

1年の音楽体験を形にしてくれる、その年を思い出す記念のようなもの。

 

だからこそ、表示されないときの理由が気になるものです。

本記事では、知らずに見落としてしまいがちな設定や、

意外な盲点について掘り下げていきます。

YouTube年間ハイライトとは?

毎年11月下旬から12月上旬にかけて、YouTube Musicのユーザーには

「あなたの2025年のハイライトができました」

という通知が届きます。

これが、いわゆる「YouTube年間ハイライト」です。

Spotifyの「Wrapped」やApple Musicの「Replay」と並ぶ、

その年の音楽をふりかえる人気の機能ですよね。

自分がいちばん聴いた曲やアーティスト、再生時間などが

見やすいビジュアルでまとめられるため、

SNSでも毎年多くの人がシェアして楽しんでいます。

「えっ、この曲そんなに聞いてたっけ?」

「やっぱり今年はK-POPばっかりだったな~」

そんなふうに、自分の音楽を思い出せる

ちょっとワクワクする時間です。

 

ところが2025年の今年に限って、

「リンクが表示されない…」

「通知がこない…」

といった声がSNS上で急増しています。

これはたまたまなのでしょうか。

アプリの不具合?それとも自分だけがハズレ?

いえいえ、ちゃんとした理由があるんです。

 

YouTube年間ハイライトを見るには、いくつかの条件があります。

たとえば、

  • その年の1月〜11月までの再生履歴が対象
  • トータルで10時間以上の再生が必要
  • 繰り返し聞いた曲が複数あること
  • 再生履歴の保存がオンになっていること

などなど。

 

これらの条件がすべて満たされていることが前提となります。

この点を見落としてしまうと、

どれだけ音楽をたくさん聴いていたとしても、

YouTube側ではハイライトをつくる材料がそろっていないと判断されてしまいます。

 

では、なぜ条件を満たせていない人が

今年はこんなにも多くなっているのでしょうか。

次の章では、その原因をくわしく見ていきます。

ハイライトが出ない原因は?

「去年は出てたのに、今年だけ出ない…なんで!?」

そう感じている人の多くには、ある共通点があります。

自動削除の設定

YouTubeでは、Googleアカウントの機能として

視聴や検索の履歴を自動で消す設定ができるようになっています。

たとえば「3か月ごとに履歴を削除する」という設定にしていた場合、

夏以前の再生履歴はすでに消えてしまっているということに。

 

そして年間ハイライトは、1月1日〜11月10日ごろまでの

再生データをもとに作られます。

つまり、その時点で履歴が足りていなければ、

ハイライトが作られないのは当然なんですね。

しかも、いちど削除された履歴は復元できません

あとから自動削除をオフにしても、過去のデータは戻らないのです。

 

それだけではありません。

次のようなケースも、ハイライトが出ない原因になりえます。

ハイライトが出ないその他の原因

「ちゃんと再生したつもりなのに…」と思っていても、

細かい条件をクリアできていなければ、

ハイライトは表示されません。

以下に他に考えられる原因をまとめました。

  • 自動削除設定で履歴が消えている
  • 再生時間が10時間未満で、条件を満たせていない
  • ブランドアカウントで再生している(非対応)
  • 視聴履歴の保存がオフになっている、または一時停止中
  • 複数のデバイスで履歴がバラバラに分散している
  • アプリのキャッシュやバグで表示されない

でも、いちばん大きな見落としは

やはり自動削除の設定です。

次の章では、その仕組みと落とし穴をくわしく解説していきます。

自動削除の落とし穴に注意!

「気づいたら、ハイライトが出てなかった…」

そんな人の多くは、自動削除の設定がオンになっている可能性が高いです。

これは、Googleアカウントにある「マイアクティビティ」機能のひとつ。

一定期間がすぎた履歴を自動で削除するしくみなんですね。

たとえば「3か月で自動削除」と設定していた場合、

11月10日までにハイライトを生成しようとしても、

夏以前の再生履歴がもう残っていない…!

当然、ハイライトは作られません。

 

しかもこの設定、知らないうちに有効になっていることがあります。

2020年以降に作成されたGoogleアカウントでは、

最初から「18か月で自動削除」がオンになっていることも

だからこそ、本人に自覚がないケースがとても多いのです。

 

そして最大のポイントは…

いちど削除された履歴は、もとには戻らない。

Google公式でも、「復元はできません」とはっきり明記されています。

つまり、「オフにしたのに出ない!」という人は、

すでに履歴が足りていない状態ということなんです。

いくら待っても、再起動しても、ハイライトは出てきません。

 

では、どうすればいいのでしょうか?



今からできる3つの対策

自動削除をオフにしておく

Googleの「アクティビティ管理」で、

保存期間を手動で削除に変更しましょう。

視聴履歴の保存をオンにする

YouTubeアプリの「設定」→「履歴とプライバシー」で、

「視聴履歴を保存」がオンになっているか確認してください。

来年にむけて今から再生を増やす

すでに今年の分は難しいかもしれませんが、

来年のハイライトを守るためにも、

今から再生履歴をためておくことが大切です。

BGMがわりに流しておくだけでも、立派な履歴になりますよ!

 

ハイライトは、1年の思い出を音楽でふり返る

ちょっとしたごほうびみたいな機能です。

たったひとつの設定で、その楽しみを失ってしまうのは、

本当にもったいないことですよね。

来年は後悔しないように、いまのうちから準備をはじめましょう!



まとめ

YouTube年間ハイライトが出ない理由の多くは、

アプリのバグではなく、視聴履歴の管理方法にあります。

なかでも注意すべきなのが、「自動削除」の設定です。

すでに削除された履歴は、取り戻すことができません。

 

ですが、設定を見なおせば、

来年のハイライトを守ることはできるんです。

音楽のある1年を、ちゃんと記録に残すために。

今日からでもできる対策を、ぜひはじめてみてくださいね。

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